数学では他の教科と比べて二つの大きな特徴をもちます。一つには記憶しなければならない内容が非常に少ないことがあげられます。もう一つは理解できたか否かが非常に重要な意味を持つということです。そしてこの二つの特徴が、生徒を心理面でも支配しています。わかるという実感を持てた生徒にとっては、数学は非常に楽しくおもしろい科目となります。しかし一度わからないという印象を持ってしまうと、つまらなく苦しいものとなり、しかも覚えることが少ないだけに、「何をどう勉強してよいかわからない」ことになってしまいます。
そして、積極的に問題に取り組む前者と、自信のないまま右往左往する後者の成績差が広がったとき、それをあたかも生まれつきの能力の差であるかのように認識してしまうのです。そのことをふまえ、私たちは教科的な指導のみならず、生徒に与える心理的要因についても常に考慮しながら授業を進めていきます。
ノートをとらない「らくちん授業」
当塾の数学の授業では「黒板に集中させる」「先生の話に集中させる」ことを目的に、ノートをあまり使いません。生徒が鉛筆を動かすのは問題を解くときだけです。このため先生は生徒の目を見ながらの説明ができ、生徒の反応を見ながらの対話授業になります。そして、その説明に対する理解度を問題で確認します。
その様子によって、説明を詳しくしたり省略したり、問題を易しくしたり難しくしたり、常に臨機応変に対処します。そして徐々にステップアップしながら、入試などによく見られる応用問題までこなせるようにしていきます。
数学の学習を楽しむ
確かに数学という教科は、苦手な生徒にとっては、学習そのものが苦痛となる教科ですが、ひとたび解けはじめると、これほどおもしろくなる科目はありません。
要はその「ひとたび」をいつ、どのようにして味わわせるかです。それが当塾の授業であり、具体的には「興味−説明−問題例−類題演習−達成感・喜び−祝福」という授業システムなのです。しかも前述したとおり、それを先生と生徒がお互いの対話の中で「解けた」喜びを分かちあうのです。