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Kumi'sだいあり
 

1999年度現在 主な登場人物…長男タカシ(高校2年) 次男トオル(中学3年) 三男アツシ(小学5年) その父、母(私)


【う○こタワー(食事中の人は読まないでください…また、食事時に思い出さないでください)】

夫とアツシが一緒にさくらの散歩をさせて、なにやら興奮さめやらぬ様子で帰宅した。

夫「今日すごいものを見たよ」

アツシ「ネ、すごいでしょう?」

わたし「なに?」

夫「犬の散歩させて、う○こを始末しない奴がいるんだよな、毎日決めた場所に捨ててるんだと思うんだけど、もうスゴイんだよ! う○こが塔みたいになってるんだ」

アツシ「う○こタワーだよ」

わたし「…………」

数日後、わたしとアツシが散歩に行くことになり、わたしはデジタルカメラを持参した。

さくらの排便時に、特殊な処理を施した広告の紙を素早く地面に置くのが私の役だったので、カメラはアツシが首から下げ、妙な犬の散歩の二人連れであったが、例のう○こタワー(塔)の近くだというのでカメラを受け取り、撮影の準備。

そんなにすごいものならば写真にとって「オブジェの森」に掲載しようと思っていたのだ。

ところがアツシが指さした先には、タワーなどとはほど遠い、単なる汚物の堆積物(周辺は白っぽく化石化すらしている)があるだけだった。

わたしはとてもがっかりして帰宅した。

う○こタワーだの塔だのと聞いて、東京タワーやエッフェル塔を想像したわたしがバカだったのだ。

その話をトオルにしたら、こう言ってなぐさめてくれた。

「まあ、材料が材料だからねえ……」


 ミレニアム版コワイ看板(かわいそうな看板ともいう)→2年前は…


【料理長】

テレビで、アメリカのシェフがいろいろな食材を料理しながら積み重ねたり混ぜ合わせたり、かなり手のこんだ料理を作っていた。

アツシ「これ覚えといて今度作ってよ」

わたし「う、う……ん(ただ見てるだけ)」

アツシ「材料と作り方、覚えてないでしょう!」

わたし「あっちゃん覚えといて大きくなったら作ってよ。こういうのは男の人が作る料理なのよ。ほら、シェフは男でしょう!」

アツシ「ママはシェフじゃないけどシュフじゃないか!」

わたし(まったく説得力ある……)


【曲名当てクイズ】

車で送迎中

わたし「じゃじゃじゃじゃーーーーん! これ何の曲?」

アツシ「運命」

わたし「正解! じゃ、これは? たらららららららたららん たらららん たらららん

アツシ「エリーゼのために」

わたし「正解。 これは? たーらったんたんたんたーーーんたん たんたーんたたららららーーーーん

アツシ「えーーと、なんだっけ……サバだっけ……」

……《ます》でんがな!


【似たもの夫婦】

夫「(同年代の市議候補者のリーフレットがポストに入っていた)……オレってこんなに歳かなあ。どっちが若く見える?」

わたし「え……(見比べて)……同じ様なもんじゃない?」

夫「(深く傷ついた様子)そう? オレこんなにおじさんぽい???」

わたし「……だって私はほら、あなたの歳を知ってるから。なんなら職場で聞いてみたら?」

夫「……怖くて聞けない」

わたし「わたしなんかさあ、トオルに『雅子さまってママより年下だったの?』って言われたことあるよ」

夫「そ、それは……子供のおせーじってやつじゃないの?」

さすがのわたしも、『マイルストーンの事務所に行って○○さん(男性)がいると必ず “よっ! マイルストーンの高校生!”と言われる』ことまでは言えなかった。(よーするに色気がないってことね……)


【皮膚呼吸】

トオル「人間って皮膚でも呼吸してるの?」

わたし「してるよ。だから、金粉を体中にぬりつけて踊るダンサーなんかは、何分までしか踊っちゃいけないって決まっているんだよ(小学生の頃おとなが教えてくれた)」

トオル「ふーーーん……。じゃ、アロンアルファなんかも体中に塗りつけてずっと踊ったら死ぬんだね?……ああ、そんなことしたら勿体ないか!」

わたし「そ、そういう問題でもない……」


【警察官の酒飲み運転】

どこぞの警察官の不祥事をニュースで見ていた。

わたし「しょうがないね、このごろの警察官は!」

アツシ「どうしたの?」

わたし「警察官がワンカップ2杯飲んで、運転したら横転事故起こしたんだって」

アツシ「ふーん……」

わたし「ワンカップ2杯飲んだくらいで横転事故起こすなんてしょうがないよね!」

アツシ「そういう問題じゃないっ!」


【黄色い財布】

黄色くて高価な財布の折込チラシが入っていた。

わたし「ふ〜ん……この財布真っ黄色でずいぶんと派手だし高いけど、これを持っていると金運が開けてお金持ちになれるんだって」

アツシ「金持ちがそういう財布買うんだよ」

わたし「な、なるほど(いつも説得力あるなあ!)」


【メリーポピンズの腕力】
CLIPさんのご指摘により、メリーポピンズとサウンドオブミュージックとは別物であることが判明しました。私の長年に渡る勘違いでしたのでお詫び致します)

アツシの通う小学校に劇団が来て「サウンドオブミュージック」を演じるという。

わたし「ママも見たいな。いいお話だよね」

アツシ「どういう話?」

わたし「お母さんのいない家に家庭教師がやってきて、最初は子供達に反抗されるんだけどだんだん仲良くなるという話よ」

トオル「それって『チムチムニー』とか言うおばさんが空から傘持って降りてくるやつじゃん?」

わたし「よく知ってるね」

トオル「あの女、すごい腕力だよね。片手で肘曲げて傘持って降りて来るんだぜ」

わたし「(笑)」

アツシ「どこから来るの?」

わたし「空から」

トオル「そういう非現実的な話なのか。で、誰が雇うの?」

わたし「お父さんが子供達のために……」

トオル「いくらで雇うんだろそんなへんなやつ」

…………


【クルマ】

たまたまかかっていたテレビに、明石家さんまが出る缶コーヒーのコマーシャルが流れた。ガングロのギャルたちが、乗りたいのは高級車だといって男の子たちをがっかりさせるが、要するに缶コーヒーでクルマを当てよう、というものらしい。

「トオル、あの女の子たちは、高級車に乗ってる自分とかそのクルマを持ってるオトコが好きなんであって、相手の男の人のことを本当に好きなんじゃないのよ」

「(黙々と食事を続ける)」

「わかった?」

「……そんなくだらねーこと考えたこともなかったよ」

「(そ、そうですか……)」


【いぬ】

柴犬の子犬を飼い始めた。「犬なんて……」と言っていたトオルも、けっこうかわいがっていじくりまわしている。

「トオル、犬ってかわいいでしょ?」

「(犬をさわりながら)わかんねー」

「S君ちの赤ちゃんとどっちがかわいい?」

「あの赤ん坊さわったことないからわかんねー」

「……」


【鈴木その子の水着姿】

昔、まだ若かった頃、私は年を取って中年になるのが怖かった。でも当時、三田佳子がテレビに出るたびに、「ああ、こんな中年もあるんだ……」と安心したものだった。

そしてこの夏のある日のこと、テレビで鈴木その子の水着姿を見て、

「ああ、年を取っても大丈夫なんだっ!」

と、うれしくなり、私はとても元気になった。

鈴木その子の水着姿に日本で一番感動したのは、絶対私だと断言できる。


【ピートマニアの功罪その2】

何か用事があってトオルの部屋を開けたら、トオルは、夏休みの宿題の時に貸し出したままになっていたビゼーの「アルルの女」を聴きながら、なんと勉強していた。

一瞬わたしは自分の目を疑うと同時に、見てはいけないものを見たような後ろめたさすら感じ、何の用事でドアを開けたかも忘れてしまった。

(本当はうれしかったけどね)


【ピートマニアの功罪】

トオルが一時期ゲームのビートマニアにえらく凝り、ヒマさえあればユーロビートのような音楽に合わせてがちゃがちゃがちゃがちゃ……うるさくてたまらなかった。

全ての曲をマスターするまでは落ち着いて眠れないというような勢いで練習する様を見ていると、怒りがあきらめになり、裏返しの尊敬の念まで感じたものだ……。

でもその熱もおさまり、今になってみると人生の一時期、ビートマニアに狂ったことでとてもプラスになっていることを私は発見した。

なんと、「音楽聴くやつなんて女々しい」というタイプだったトオルが、私のミニコンポを自分の部屋にセットし、私が買った宇多田ヒカルのCDを独占し……そしていつのまにか、坂本龍一やらKinkiKidsやら、小遣いで買うまでになっていたのだった。

若い頃は勉強も大事だけれど、音楽もたくさん聴いた方がいいと思っている私にとっては、これはとてもうれしい出来事であった。


【夏休みの音楽鑑賞】

タカシが中学生の頃、クラシック音楽の感想文が宿題に出た。何か貸してといわれて、ビバルディの「四季」やベートーベンの「田園」など数曲のCDを貸し出ししたら、なんとタカシは「四季」を4曲に分けて

春……春のような感じの曲だった

夏……夏のような感じの曲だった

……と感想文を書いていた。

トオルの音楽の先生はタカシの時と変わっていないので、「くれぐれも同じようなことはしないように」と注意して、あるだけのクラシックを全部貸し出ししたら

ベートーベン「運命」……運命の重さを感じた。……

エナジーフロー……この曲を聴いていると疲れがとれる感じがする。

……など、兄弟間での進化が少しは感じられるような内容ではあった。

しかし、ホルストの「惑星」から「木星」の感想文を書いたつもりが「本星」になっていたので、思わず「あれ、違っていたよ」と言ってしまい、読んだことを暴露してしまった。

洗ったカーテンを取付に行ったら見えてしまったんだもの……


【体脂肪率の減らし方】

体重を量っていたら

夫「体脂肪率の減らし方知ってる?」

わたし「???」

夫「体重を量りながら両手で両足首をつかむんだよ」

わたし「(試してみる)……本当だ、22位だったのが18になった」

夫「(得意気に)……だろ?」

でもわたしはそんなに嬉しくなかった。


【無言FAX】

アツシ「無言FAXってある?」

わたし「無言電話じゃなくて無言FAX? そんなのないよ」

アツシ「じゃ、何も書いてないFAXはなんていうの?」

わたし「……無言FAXだ……」


【おばさん】

あるクラシックのソロコンサートのことを知人と電話で話していた。切ったあと、

アツシ「なんの話?」

わたし「ある人のコンサートに誘われたんだけど」

アツシ「どんなコンサート?」

わたし「うちにCDがあるじゃない。(出してくる)ほら、この人のコンサートよ」

アツシ「だれこのおばさん」

わたし「おばさんじゃないでしょ、おねえさんでしょ。ママより1歳年上なだけなんだから」

アツシ「おばさんじゃん」

わたし(そ、そうだったか……)


【個人のスマップ】

夫が昨日テレビで見ておもしろかったという話をしている。

「マイクロソフトがでてきたらその会社はつぶれちゃったんだけど、やはり個人のスマップじゃなくて、ステップじゃなくて、えーとなんだっけ……」

「スペック?」

「そうそう、スペックスペック」

そこまで聞いたら話の全体の筋書きがなんとなくわかったような気がした。


【キムタク】

キムタクが出てくるエステサロンのコマーシャルが変わった。

浮き袋のようなものをふくらませながら、キムタクがなめるような視線で含み笑いの女性の声の方に(カメラ目線だから私を見ているみたいなんだけど)

「なんでおまえそんなにすべすべなの……?」

とかなんとか、言うのである。

個人的には中居クンの方が好きだが、とにかくこのキムタクの視線には色気がある。

キムタクって演技がうまいんですね。(だってカメラマンにこの視線投げているんでしょう?)

朝のラジオ体操をしながらついでにテレビを見ているとこのCMがかかるので、セリフはラジオ体操の音楽にかき消されてあまり聞こえないけれども、本当に浮き袋をふくらませながらキムタクにこんな目で見られてしまったら、私ならたぶんラジオ体操はやめるだろうな……。

(あの「くびれ」の新人サラリーマンがおばさんたちにいたぶられるのもおもしろかったけどね)


【動物としての理想】

休みの日、トオルはボーイスカウトの登山でいないし、タカシはどこかにふらりと遊びに行ってしまった。夫が私とアツシにファミレスで昼食をおごってくれるという。

メニューがきたら、全品にカロリーがかいてある。私はビールをおつきあいしたので、食事は491kcalのグラタンにした。

わたし「1日の基礎代謝量ってどのくらいのカロリーだっけ?」

夫「さあ、2000いくつかじゃないの?」

わたし「そうよねー! 私なんかこんなに最近『食べてない』のに、どうしてすぐ体重が増えるんだろう。若い頃なんかいくら食べたって太らなかったのに」

夫「酒がいけないんじゃないの」

わたし「でも甘いお酒は飲まないようにしているし……何だかね、食べないようにしていると、そういう身体になっちゃうというか、少ない食料で最大限のエネルギーを生み出すようになってるような気がしてしかたがないのよね〜」

夫「うん、そういうのあるかも知れないね。動物としては理想に近づいているんだよ」

……そ、そんな理想になんか近づきたくない……


【トオルの起こし方】

トオルが目覚まし時計で起きてこないときは、当然わたしが起こすことになる。

自分で起きられないのには、やはりそれなりの理由があるようで、起こすのだって大変なのだ。

起こしてやってるのに、うるさいと言わんばかりの扱いを受けることだってある。

とにかく一刻も早く起こすためにはそれなりの努力と工夫が必要だ。

工夫その1

 アツシが愛読しているマンガ雑誌、コロコロコミックに掲載されている「学級王ヤマザキ」の朝の挨拶をまねて「オッパイヨー!」と叫ぶ。

トオルの対応→「んあー!?」とめちゃくちゃいやな顔をして飛び起きる

工夫その2

 「トオルちゃん、起きなさい」という。

トオルの対応→「ちゃん付けで呼ぶな!」と怒って起きる

工夫その3

 新聞の投稿欄で読んだ方法を実行する。「ふとんにもぐり込んで隣に寝る」というやつだ。

トオルの対応→新聞で読んだ通り、「なんだよ!」 と飛び起きる

工夫その4

 「トオル起きなさい!」と揺さぶったあと、一度目を開けたのを確認してから黙ってじっと見つめ続ける

トオルの反応→わかったわかった、といってのそのそ起きだす

これらの工夫について誇らしげに家族に吹聴していたら、それをトオルがききつけて、

「それって単なるいやがらせじゃん!」

 
Kumi'sだいあり